「階段のステップ幅を広くしたい」「勾配が緩やかな階段にしたい」など、一戸建て賃貸であっても階段のリフォームをしたい方はいらっしゃるでしょう。
「賃貸物件だから無理だろう」と諦めがちになりますが、場合によっては階段のリフォームが可能です。
一戸建て賃貸で階段のリフォームは可能なのか、リフォームする場合はどうすれば良いか詳しく説明します。
階段のリフォームを希望している方は、参考にしてみてください。
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一戸建て賃貸で階段のリフォームは可能?
そもそも一戸建ての賃貸で、階段のリフォームは可能なのでしょうか。
結論から述べると、賃貸借契約の内容にもよりますが、一般的にリフォームはできません。
しかし、次のような条件を満たせば階段をリフォームできることがあります。
- 大家さんから階段をリフォームする許可を得る
- 退去時に元の状態に戻すこと(原状回復)を約束する
どちらの場合も、口約束だけでなく、契約内容の追加や変更といった覚書を作成して、リフォーム内容や条件を明確にしておくことが必要です。
また、一戸建て賃貸物件によっては、契約時にDIYが可能になっている場合もあります。
そのような物件の場合はリフォームを自由にできますが、リフォーム内容によっては認められないこともあるので注意しましょう。
DIY可能物件や契約時にリフォームが認められている場合でも、階段のリフォームはかなり大がかりな工事になるため、あらかじめ家主に確認をとっておくと安心です。
階段リフォームをする際の目的
階段をリフォームする場合は、リフォームをおこなう目的を明確にすることが大切です。
階段のリフォームには、次のような目的があげられます。
勾配を緩やかにしたい場合
階段の勾配を緩やかにしたい場合、蹴上げ(1段の高さ)を低くして段数を増やすなどのリフォームをすると有効です。
ただし、段数を増やすためには階段全体のスペースを広げる必要があります。
階段下を収納スペースにしたい場合
階段下を収納スペースにするためのリフォームも可能です。
階段下を収納スペースにするリフォームには、空間部分に収納を増設する場合と階段全体を収納付きのものに取り替える場合があります。
階段のデザインを変えたい場合
階段の用途ではなく、デザインを変えるリフォームもあります。
特に玄関やリビングルームなど、目に付きやすい場所に階段がある場合に多いリフォームです。
階段のデザインや仕様を変更することで、部屋全体の雰囲気が変わります。
階段リフォームでできる階段の種類と費用
階段にはさまざまな種類があるため、リフォームの際には目的や用途に合ったものを選ぶことが大切です。
ここでは、階段リフォームでできる階段の種類とおおよその費用をご紹介します。
かね折れ階段
階段の途中で踊り場を作り、そこからL字型に折れている階段のタイプです。
リフォーム費用は材質や段数によって異なりますが、既製品の階段で約15万円~です。
折り返し階段
階段の途中に作られた踊り場から、U字型に折れている階段です。
スペースを比較的取らないため省スペースでのリフォームが可能です。
また、かね折れ階段と同様、踊り場があるので落ちたときに下まで落下するリスクを避けられます。
リフォーム費用は既製品にもので約15万円~です。
直階段
一直線に作られている階段です。
シンプルな構造なので、比較的費用が安くなります。
ただし、階段全体の高さが4mを超える場は、途中で踊り場が必要です。
リフォーム費用は材質や段数によりますが、既製品で12万~30万程度でしょう。
螺旋階段
螺旋状になっている構造で、階段全体のスペースが少なくて済む点がメリットです。
また、デザイン性が高くおしゃれな見た目にもできます。
ただし、形状が複雑なので工事費用はかかります。
構造や材質によりますが、リフォーム費用は約50万円~です。
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一戸建て賃貸の階段リフォームをする際の注意点
一戸建て賃貸の階段をリフォームする際、どのような点に注意すれば良いかを説明します。
建物の構造に注意
階段をリフォームして勾配を緩やかにしたりデザインを変えたりしたいと思っても、家の構造や設計上、どうしてもできない場合があります。
また、リフォームできたとしても、ある程度の制限が生じることがあるので、リフォーム計画を立てる際は、それらを考慮しておくことが大切です。
階段の勾配や材質に注意
階段をリフォームする際には、見た目やデザインだけでなく、安全性を重視することが必要です。
勾配や材質によっては滑りやすいため、落下して怪我をすることにもなりかねません。
リフォームする際には、ステップの材質や高さに気を配り、手すりや踊り場を儲けるなど安全に配慮しましょう。
階段リフォームの工期
階段は、上下の生活空間をつなぐために不可欠です。
その階段をリフォームすることになれば、工事期間によっては日常生活に支障をきたす恐れが生じます。
リフォーム工事をする際には、工期がどれくらいかかるのか、その間の生活をどのようにするのかなどの計画を立てておくことが大切です。
できれば階段リフォームの工事期間中は、2階を使わずに1階だけで生活できるような工夫をすると良いでしょう。
一戸建て賃貸探しは、「こだて賃貸」にお任せ!
一戸建て賃貸の階段をリフォームしたい場合、大家さんや管理会社へ事前に確認し、許可を得ることが必要です。
許可を得たい場合は、どうしてリフォームしたいのかを明確に伝えたうえで、どこまでリフォームをしても良いか、退去時の原状回復はどうすれば良いかきちんと相談しましょう。
また、階段のリフォームは大がかりな工事になるため、許可が下りないことも考えられます。
使いやすい階段がある一戸建てを借りて快適に生活したいと考えている場合は、使いやすい階段があることを条件に物件選びをするのがおすすめです。
「こだて賃貸」なら、さまざまな一戸建て賃貸物件を選ぶことができます。
「こだて賃貸」を上手に活用して、快適に暮らせる一戸建て賃貸を見つけましょう。
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