戸建て賃貸で人気の間取りは？それぞれの特徴を解説！

戸建て賃貸物件を選ぶ際に、注目したいポイントのひとつが「間取り」です。満足のいく間取りかどうかによって、暮らしやすさが大きく左右されます。

しかし、いざ間取りに注目して選ぼうと思っても、具体的にどのような間取りがいいのかわからずお悩みの方もいるのではないでしょうか。

そこで今回は、戸建て賃貸における人気の間取りをご紹介。それぞれの特徴や取り入れるメリット・デメリットを詳しく解説していきます。

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一般的な戸建て住宅の造りをチェック

理想的な間取りを考える前に、まずは一般的な戸建て住宅の造りについて押さえておきましょう。戸建て住宅は、主に以下の間取りで構成されています。

戸建て住宅がマンションと大きく異なる点は、居住面積が広めであること。戸建て住宅は2階建てが主流のため、マンションに比べると床面積が広くスペースに余裕を感じられる造りになっているケースが多く見られます。

また、階段がある点も戸建ての特徴で、なかには庭付きの物件も。全体的に見て空間にゆとりを持たせられる点が、戸建て住宅ならではの魅力です。

ここでは、数ある間取りのなかでも特に人気が高いおすすめのタイプをピックアップしました。それぞれのメリット・デメリットをチェックして、物件選びの参考にしてみてはいかがでしょうか。

日当たりの良い南向きのリビングがある物件は、戸建て賃貸で好まれる傾向があります。南向きにリビングの大きな窓があることで、ほかの方角に比べてより多くの光を採り込めるためです。

晴れた日は長い時間明るい陽が差し込むため、冬でも暖かく過ごせます。また、風水においても南の方角とリビングは相性抜群で、特に家族運アップに効果的といわれています。

注意したい点は、夏の暑い日は窓周辺の気温が上がりやすいこと。エアコンを強くかけて光熱費が高くつく可能性があるため、遮熱効果が期待できるカーテンなどで対策をする必要があるでしょう。

リビングに隣接した和室や畳コーナーは、特に子育てファミリーに人気の間取りです。子どもの遊び場やお昼寝スペースにしたり、冬はこたつを置いたりなど、さまざまなシーンで活用できます。

リビングとの境目には間仕切りの引き戸が設けられているケースが多く、開ければリビングが広くなり、閉めると独立した空間に。なかには和室や畳コーナーが小上がりになっていて、段差の部分を収納として活用できるタイプもあります。

そのような魅力がある一方で、リビングとの境目に間仕切りがあると圧迫感が出やすい、小上がりの場合はバリアフリーに向かないなどのデメリットも。家族構成などを意識しながら、和室や畳コーナーの必要性を考慮することが大切です。

シンクに立ったときにリビングやダイニングに対面できる対面キッチンを、こだわって選ぶ方が多く見られます。ダイニングにいる家族と会話をしながら調理できたり、子どもの様子を見守れたりなど、家族とコミュニケーションを取りやすい点が最大のメリットです。

ただし、キッチンとリビング・ダイニングに仕切りがないため、キッチンの様子が見えやすい点に要注意。来客が多いご家庭の場合は、この点をしっかりと把握したうえで間取りを検討しましょう。

壁一面に大容量の造り付け収納があれば、細々としたものをスッキリと整理できます。収納家具を設置する必要がないので、その分空間を広く活用できるでしょう。

デメリットといえる点が、大きな地震の際になかのものが落ちてくる危険性があること。扉が付いていても大きな揺れによって開いてしまう恐れがあるため、地震対策が必要です。

大きなウォークインタイプの玄関収納は、特に人数が多いファミリーや小さな子どもがいる家庭に人気です。家族分の靴を余裕で収納できることはもちろん、ベビーカーや傘、スポーツ用品、アウトドア用品などさまざまなものを収納できます。

外で使用するものが片付きやすい半面、室内にニオイがこもりやすいデメリットも。また、数畳分のスペースを玄関脇に取られるため、その分ほかのお部屋が狭くなっているケースも見られます。

キッチン関連の物を収納できるパントリーは、築年数が浅い戸建て賃貸でよく見られます。ウォークインタイプが主流で、特に食料品のまとめ買いをする家庭に人気です。

しかし、家族の人数や使い方によっては、キッチン収納のみで事足りる場合も。キッチン関連の収納について事前に検討したうえで、パントリーの必要性を判断するとよいでしょう。

リビングからつながるウッドデッキも、人気の間取りのひとつです。リビングの床と同系色であることから、リビングをより広く感じさせる効果が期待できます。

お天気が良い日はテーブルやイスを設置して、ウッドデッキで食事や読書などを楽しむのもよいでしょう。ただし、屋外なので周囲からの視線が気になる場合もあるため、外からどのように見えるのかを事前に確認しておくと安心です。