賃料の安さや住人とのコミニュケーションを楽しめる点が魅力のシェアハウス。
メリットがある反面、デメリットが注目されることも多々あります。
シェアハウスを検討するうえで、どのようなことに気をつければ良いのでしょうか。
このページでは、シェアハウスの種類やポイント、メリットとデメリット、よくあるトラブルなど、シェアハウスの情報をご紹介します。
シェアハウスとは
“シェアハウス”とは、文字どおり自分以外の住人と空間をシェアして住む物件のことです。
ただし、法律的なシェアハウスの定義は特に存在せず、形態にはさまざまなものがあります。
シェアハウスの種類とポイント
法的に定義のないシェアハウスには、さまざまな形態が存在します。
代表例を紹介・解説します。
占有スペース別
まずは占有スペース別でご紹介していきましょう。
占有スペース別では、大まかにわけて『個室タイプ』・『セミプライベートタイプ』・『ドミトリータイプ』などがあります。
個室タイプ
個室タイプは、アパートのようにプライバシーを確保しつつ、トイレやバス、キッチン、ランドリーなどの水回りを共有し、家賃を抑えることが出来るのが特徴です。
プライベート空間をできるだけ多く確保したい方に向いています。
セミプライベートタイプ
セミプライベートタイプは、大きな部屋を仕切り、数畳のスペースを個人で使用するタイプです。
照明や空調設備費を節約できるぶん、個室よりもリーズナブルな価格設定がなされています。
ドミトリータイプ
ドミトリータイプは、大部屋にベッドが複数設置されているタイプ。
基本的にベッドのうえのみがプライベートスペースです。
ベッドは2段ベットだったり、カーテンで仕切られているなど、形はさまざまです。
「とにかく安く住みたい!」と願う方に向いています。
シーン別
次にシーン別でシェアハウスの種類を紹介しましょう。
シーン別では、『ゼロコミュニティ型』・『目的別型』などがあります。
ゼロコミュニティ型
ゼロコミュニティ型は、トイレやバス、キッチン、ランドリーなどの共用部はありますが、リビング空間はほぼないシェアハウスです。
住人とのコミュニケーションをあまりとりたくない方に向いています。
ソーシャル型
ソーシャル型はゼロコミュニティ型とは逆で、リビングやラウンジなどが充実しているシェアハウスです。
住民同士のコミュニケーションに重点を置いているため、共有設備が充実している傾向があります。
目的別(コンセプト)型
目的別(コンセプト)型は、特定の職種や趣味を持つ方をターゲットにしたシェアハウスのことです。
例えば、フリーランス限定や、キャンプが趣味、音楽が趣味、漫画家のたまご、シングルマザー、愛犬家専用など、趣味趣向を同じくする方が集まるように計画し、住人を募集します。
シェアハウスのメリット
さまざまな種類のあるシェアハウス。
形態によって異なる面もありますが、おおよそシェアハウスのメリットは以下のような点が挙げられます。
住居費を抑えられる
シェアハウスは複数人で空間をシェアし、物件の設備面を共有して生活するため、周辺の物件相場に比べて、家賃が安い傾向にあります。
また、敷金・礼金、仲介手数料などの初期費用が不要な物件も多く、引っ越し費用を抑えることができます。
人とコミュニケーションがとれる
シェアハウスは、日々の生活をとおして仲間ができる点も魅力の一つです。
シェアハウスでは、同じ屋根の下で暮らす住人同士が交流し、新しい交友関係が生まれます。
特にコンセプト型のシェアハウスでは、目的を同じくする人たちが集まるためその特徴は顕著です。
設備が整っている
シェアハウスの共用部には、調理家電やランドリー設備など、生活必需品がひととおり揃っているケースがほとんど。
生活必需品購入の必要がなく退去時も荷物が少なくて済むので、費用が節約できます。
シェアハウスのデメリット
デメリットもシェアハウスの形態によって異なる面がありますが、おおよそシェアハウスのデメリットは以下のような点が挙げられます。
プライバシー問題
個室タイプのシェアハウスを選べば一定のプライバシーは保てますが、共用スペースやドミトリータイプの物件では常にひとの目があります。
住人とのコミュニケーションが煩わしい方にとっては苦痛に感じる場合があるでしょう。
人間関係
シェアハウスで共同生活をする人はさまざまで、物件オーナーでもない限り自分で選ぶことはできません。
そのため性格の合う人、合わない人は一定数でてきます。
また、「生活リズムが異なる」、「習慣が異なる」など、些細なことでも蓄積していくと大きなストレスになることもあります。
共用部分のルール
シェアハウスの共用部分には、シェアハウスごとにルールが設定されています。
清潔さや静かさなど、暮らしやすさを保つには、住人一人ひとりの協力が不可欠です。
守らない方がいるとハウス全体がギクシャクする原因になります。
シェアハウスで起こりやすいトラブル
最後にシェアハウスで起こりやすいトラブルを紹介しましょう。
ルール違反
シェアハウスごとに定められているルールの違反は、トラブルになりやすい要因の一つです。
「キッチンを使ったあと片付けていない」、「トイレを清潔に保てない」、「音楽やテレビの音量が大きい」、「女性専用ハウスに男性を招く」など、理由はさまざまですが、違反が続けば強制退去を言い渡される場合もあります。
セキュリティ問題
共有空間の多いシェアハウスでは、風紀は住人の人格に左右されます。
貴重品はもとより、自分の所有物の管理は慎重におこなう必要があります。
設備利用渋滞
朝のキッチンや洗面、トイレ、夜のお風呂やランドリーなど、共用部分を利用したい時間帯が住人同士で重なるシーンは多々あります。
住人の数と、共有スペースの規模は物件を決める際よく確認しておきましょう。
ルームシェアという選択肢
費用面やコミュニケーション面でシェアハウスを考えているなら、シェアハウスの他にルームシェアを選択もできます。
友人同士や趣味趣向の近い人を募って、広い賃貸物件をシェアする方法です。
住み始めに家財道具一式を予算を出し合って揃える必要はありますが、初期費用や家賃などは分割できるため、日々の住居費を安く抑えられます。
また、共同生活する方を自ら選べるため、人間関係でのストレスを軽減できる傾向があります。
広い賃貸物件を探すなら、一戸建て賃貸専門サイトが便利です。
広々物件を探せる『こだて賃貸』で、ルームシェアにぴったりの一戸建て賃貸を見つけましょう。
まとめ
このページでは、シェアハウスの種類やポイント、メリットとデメリット、よくあるトラブルなど、シェアハウスの情報をまとめました。
シェアハウスの形態は多種多様。
自分の性格やライフスタイルと照らし合わせて、ぴったりのシェアハウスを見つける参考にしてみてくださいね。