敷地をまるごと自分たちの居住空間として使える一戸建て賃貸では、自由度の高い暮らしを実現できるイメージがあります。
しかし、実はメリットばかりではなく、一戸建てだからこそ知っておきたい注意点も。
実際に住み始めてから後悔したり、マナー違反をしてご近所とトラブルになったりすることがないように、事前にしっかりと把握しておくことが大切です。
そこで、今回は一戸建て賃貸の注意点を詳しく解説します。
「庭付き一戸建て賃貸ではBBQできる？」「ご近所付き合いはどの程度必要？」など、気になる疑問をクリアにしておきましょう。
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一戸建て賃貸における7つの注意点
一戸建て賃貸には、契約前に知っておきたい7つの注意点があります。
特に、これまで一戸建てに住んだことがない方はしっかりと確認しておくことが大切です。
条件に合致した物件数が少ない
一戸建て賃貸は、賃貸マンションと比較すると物件数が少ないため、希望の条件に合った物件を探すのに時間がかかります。
条件に合う物件をなかなか見つけられず、限られた候補の中から物件を決めなければならない事態も生じかねません。
そのため、一戸建て賃貸に引っ越しを考えている場合は、早めに物件探しを開始するのがおすすめです。
また、希望に合った物件が見つからない場合は、探す地域を広げるのも一つの方法でしょう。
物件が古い場合が多い
賃貸物件として貸し出されている一戸建ては、築年数が古い物件がほとんどです。
「誰も住まなくなったため貸しに出した」というケースが多いためです。
なかには築年数が浅い物件や新築物件もありますが、全体的に見るととても少ないことは否めません。
比較的新しい物件に住みたいという方は、マンションのほうが探しやすい傾向があります。
築年数が古い一戸建て賃貸へ引っ越しするメリットやデメリットなどの詳細は、以下の記事をご覧ください。
>>一戸建て賃貸は築年数が古くても大丈夫？築古物件のメリット・デメリットを解説 | こだて賃貸コラム
手入れに手間がかかる
一戸建ての場合はマンションのように管理人や清掃員がおらず、建物内はもちろん敷地内のすべてを管理する必要があります。
実際に一戸建て賃貸の契約書では、「庭木や雑草の手入れについては借主がおこなう」としているケースがほとんどです。
また、建物内の設備に劣化や不具合が生じた際に、契約内容によっては借主負担で修理・交換をおこなわなければならない場合も。
「賃貸だから何もかも貸主が管理してくれる」と思い込まずに、一戸建ての管理面に関する線引きは事前にきちんと確認することが大切です。
住める期間が決まっている場合が多い
一戸建て賃貸は、定期借家契約の物件が多く、入居できる期間が決まっているケースが珍しくありません。
定期借家契約とは、あらかじめ入居できる期間を定めて貸し出している物件のことで、契約の満期を迎えると更新できないことが一般的です。
そのため短期間しか入居できない場合が多く、次の住まいを探さなければいけません。
一戸建て賃貸を借りるときは、定期借家契約かどうかを確認しておくことが重要です。
一戸建て賃貸の契約期間に関する詳細は、以下の記事をご覧ください。
>>一戸建て賃貸の契約期間はどのくらい？更新時の注意点もご紹介 | こだて賃貸コラム
セキュリティ対策をする必要がある
一戸建て賃貸最大の注意点といえるのが、防犯性が低いことです。
マンションであればオートロックが整っていたり防犯カメラが付いていたりと対策がされているケースが多いですが、一戸建てではそのような設備は整っていない傾向があります。
不安な場合には、ホームセキュリティサービスに加入する、不動産業者や大家さんの許可を得て防犯カメラを設置するなど、自身でセキュリティ対策を検討しましょう。
土地によっては自然災害の被害にあう可能性も
マンションに比べて自然災害のリスクが大きいことも、一戸建て賃貸の注意点です。
特に築年数が古い物件の場合には、地震や台風、豪雨などで破損・倒壊の危険性があります。
物件選びの際には、土地の特性や建物の構造、築年数といった点を考慮し、自然災害のリスクがどの程度あるのかをしっかりと把握することがポイントです。
安全な一戸建て賃貸をお探しの場合は、鉄骨住宅や築年数が浅い物件に絞ると良いでしょう。
近隣住民との付き合いが発生する
賃貸マンションに入居した場合には、ご近所付き合いはほとんどありません。
しかし、一戸建て賃貸の場合には自治会意識が強く、多少なりとも近隣住民との付き合いが発生します。
もちろん、賃貸なのでご近所とうまくいかない場合には引っ越すことも可能です。
とはいえ、住んでいる間は基本的なお付き合いのマナーをきちんと守って暮らす必要があるでしょう。
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庭付き一戸建て賃貸ではBBQはできる？音や匂いのマナー
庭付きの一戸建て賃貸では、賃貸契約に「BBQ禁止」などのルールがなくても、少しでも迷惑につながる行為は避けるほうが良いでしょう。
一戸建てのご近所トラブルで多い傾向があるのが、音に関する内容です。
マンションよりはご近所に音が響きにくいですが、非常識な行動は避けるようにしましょう。
また、ニオイに関しても注意が必要です。
庭付き物件の場合は庭でBBQをしたいとお考えの方もいるかもしれませんが、煙のニオイがご近所の洗濯物にうつるなど迷惑をかける恐れもあります。
どうしてもBBQをしたい場合には、無煙ロースターを使用する、あらかじめご近所の了承を得るなどの対策を取ることをおすすめします。
一戸建て賃貸のご近所付き合いはどの程度必要？
一戸建て賃貸の場合、マンションよりもご近所付き合いが必要です。
例えば、一戸建ての場合は賃貸契約条件に「自治会への加入」が義務付けられている場合があります。
また、契約上のルールはなくても、そのうちに役員が訪れて参加を促されるケースもあるでしょう。
ちなみに、近所に設置されているゴミ置き場は自治会の管理下にあるため、ゴミ置き場を利用する以上自治会には加入しておいたほうが安心です。
地区によっては、自治会への加入は免除されてもゴミ置き場の清掃当番は義務付けられているところもあります。
その他にも、自治会が主催するイベントに参加したり、班長になった場合は月に一度の会議に出席したりと、地域との関わりが必要になるでしょう。
注意点を踏まえて一戸建て賃貸での生活を満喫しよう
さまざまな注意点はありますが、一戸建て賃貸には「広い空間でのびのびと生活できる」「庭や駐車場などマンションにはない専有スペースがある」などの魅力があります。
特に、子どもの足音といった生活音に気を遣いたくない方、将来のマイホームに向けてまずは一戸建て賃貸に住んでみたいとお考えの方に最適です。
ぜひここでご紹介した注意点を意識して、一戸建て賃貸ならではのゆとりある暮らしをお楽しみください。
一戸建てを探す際はこだて賃貸がおすすめです。
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