持ち家にはどのようなリスクがある?賃貸との比較や購入時の注意点を解説

持ち家リスク

持ち家の購入を検討されている場合には、メリットだけでなくデメリットにもしっかりと目を向けましょう。

実際に持ち家を購入して住んでいるうちに、「自分には賃貸のほうが合っていたのかもしれない…」と後悔するケースが意外と多く見られるためです。

そこで、今回は持ち家を購入する前に知っておきたいメリット・デメリットをまとめました。賃貸との比較や失敗事例から、持ち家にはどのようなリスクがあるのかを学んでいきます。

ぜひ最後までチェックして、本当に持ち家を選ぶべきなのか後悔のない選択をしましょう。

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全国的には持ち家比率のほうが高め

総務省統計局が2019年に発表した調査によると、2018年時点における全国的な持ち家比率は61.0%です。つまり、賃貸よりも持ち家のほうが少し多いことがわかります。

世帯主の年齢階層別に見てみると、20代では圧倒的に賃貸比率が高いものの30代から徐々に持ち家率が増加。そして40代後半になると持ち家率が6割に達し、60代前半では約4人に3人の世帯で持ち家を所有しているという調査結果が見られました。

ちなみに、持ち家率はエリアによっても大きく異なり、時価の高い東京都の場合は賃貸のほうが高めです。また、近年は世帯人数の減少に伴い、住宅を購入しようとする人が少なくなってきている傾向も見られます。

参考:平成30年住宅・土地統計調査|総務省統計局

持ち家のメリット

「マイホームは夢」とよく言われていますが、なぜ人は持ち家を志向する傾向があるのでしょうか。まずは、持ち家のメリットについて押さえておきましょう。

  • 住宅の質が比較的高い
  • 資産になる
  • リフォームなどの改修ができる

まず注目したい点が、分譲物件は賃貸物件に比べて住宅の質が高いことです。分譲の場合は「購入者が一生そこに住む」ことを想定して建てられているため、設備や仕様のグレードが高いケースが多く見られます。

また、住まいが自分の財産になることも持ち家ならではのメリットです。住宅ローンを完済すれば、老後に収入がない状態でも家賃を払うことなく住み続けられます。

さらに、好きにリフォームできる点も大きな魅力です。家族構成やライフスタイルの変化に伴って住まいの形を変えられるため、その時々に合った環境作りを実現できます。

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持ち家のデメリット

一方で、持ち家には事前に知っておきたいデメリットも。たとえば以下の点が懸念になりやすい傾向があります。

  • 引越しが気軽にできない
  • 買う時の費用負担が大きい
  • 建物や住宅設備を自費で修繕しなければならない

やはり持ち家最大のデメリットとしては、引っ越しが気軽にできないことが挙げられます。購入時の費用負担が大きく、さらには売却しようと思ってもなかなか思い通りにはいかないケースが多いため、不満があってもそう簡単には転居を計画できません。

また、設備の修理・交換やリフォームは、すべて自己負担である点も心得ておくことが大切です。どの設備もいずれ寿命が来るので、その時に困らないようにコツコツとリフォーム貯金をしておく必要があるでしょう。

こだて賃貸

賃貸のメリット

持ち家を購入を検討する際には、賃貸の魅力についても把握しておくことが大切です。以下でご紹介する主なメリットに注目し、持ち家の場合と比較してみましょう。

  • 気軽に引っ越せる
  • 建物や住宅設備の修理は大家さん負担になる
  • 住宅ローンを組む必要がない

賃貸における最大のメリットは、状況に応じて引っ越しがしやすいことです。転勤や家族構成の変化はもちろん、家自体への不満や近隣住民とのトラブルがあった場合、持ち家に比べ気軽に引っ越しができます。

また、設備の修理やリフォームの義務は大家さんや管理会社にあるため、自己負担のない場合がほとんどです。さらには持ち家のようにローンを組まないことから破綻リスクがなく、固定資産税といった多額の税金を毎年納める義務もない点が賃貸の大きな魅力です。

賃貸のデメリット

続いては、賃貸のデメリットについてご紹介します。賃貸にも一長一短があるため、持ち家にしようか賃貸にしようか迷っているという方はしっかりとチェックしておきましょう。

  • 家賃を払い続けなければならない
  • リフォームなどの改修が自由にできない
  • 広い物件が少ない

もしも一生賃貸に住み続ける場合には、必然的に一生家賃を払い続けなければなりません。持ち家のローンは長くても35年で終了するため、それ以上賃貸で生活するとなると負担が大きくなります。

また、自分好みにリフォームできない点も注意したいところ。場合によっては退去時に多額の原状回復費用を請求されるため、DIYなどのアレンジがしにくいことは否めません。

ちなみに、賃貸物件は単身者などの少人数向け物件が多いため、ファミリーの場合は家探しが難しい傾向があります。しかし、一戸建ての賃貸物件であれば2LDK以上のゆったりとした間取りがたくさん見られるので、広い物件をお探しの場合には一戸建て賃貸に注目されるとよいでしょう。

【失敗事例から学ぶ】持ち家購入で気をつけたい4つのポイント

最後に持ち家の失敗事例を参考にしながら、購入前に注目したい4つのポイントをご紹介します。

【ポイントその1】病気やケガなどでローンを払えなくなる可能性も視野に入れる

住宅ローンを返済していく過程において、予期せぬ病気やケガに見舞わせる可能性はゼロではありません。実際に仕事を続けられなくなって泣く泣く持ち家を手放した事例も少なくないため、そういったリスクに備えて保険を検討したり、余裕を持ってローンを組んだりといった対策が必要です。

【ポイントその2】中古でも新築でもメンテナンス費用が必要になる

できるだけ長く快適に暮らせるように、持ち家のこまめなメンテナンスは中古・新築問わずに必要不可欠です。なかには複数の設備が同時に不具合を起こし、一気に大金の支払いを余儀なくされた事例もあります。

たとえば屋根や外壁の塗装および防水処理で150万円~180万円、水回り設備の交換で100万円~300万円など。ローンの支払いだけを考えず、メンテナンス費用の発生についても頭に入れておきましょう。

【ポイントその3】土地に関係なく災害のリスクも考える

近年は自然災害が激化傾向にあることから、土地に関係なく災害のリスクも考えておくことが大切です。実際に、過去にほとんど被害がなかった土地においても大雨によって浸水被害を受けた事例もあるため、その点を考慮したうえで購入に踏み切る必要があります。

【ポイントその4】家自体の資産価値は下がる

家自体の資産価値は下降の一途をたどる点も、注意したいポイントのひとつです。事情により売却したいと思った時に、予想よりもはるかに低い価格を付けられたというケースは後を絶ちません。

実際に国土交通省のデータでは、一般的な木造住宅の新築時の資産価値を100%とした場合に築10年で45%、築25年では10%にまで低下するとされています。どんなに気を付けて生活していても価値は下がってしまうので、特に転勤などで引っ越しの可能性がある方は注意が必要です。

参考:中古住宅流通、リフォーム市場の現状|国土交通省

一戸建て賃貸物件が豊富な「こだて賃貸」で、変化にも柔軟に対応できる住まい探しを!

持ち家には、長いスパンで考えると支払いが楽になるといったうれしいメリットがあります。一方で、引っ越す可能性や定期的なメンテナンス費用の負担などを考慮すると、賃貸のほうが合っていると考える方も多いのではないでしょうか。

もしも「ライフスタイルに合う賃貸物件を見つけたい」という場合には、ぜひこだて賃貸にご相談ください。広い間取りを確保でき、気軽に住み替えられる一戸建て賃貸で、のびのびと開放的な暮らしを始めましょう。

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