一戸建て賃貸の更新料ってどれくらい?費用や注意点について解説

電卓とミニチュアの家と車

一戸建て賃貸に限らず、賃貸物件を借りる際には契約期間の満了時に「更新料」の支払いが必要な場合があります。

賃貸物件を借りている方や、これから一戸建て賃貸を借りようとしている方のなかには、更新料がなぜ必要なのか、相場はいくらぐらいなのかと疑問を持っている方がいるかもしれません。

そこで、本記事では賃貸物件を借りる際の更新料についてくわしく解説します。

賃貸スタイルの「住まいの紹介サービス」では、お部屋探しのご相談をLINEやチャットで24時間受け付けております。

これからお引越しや物件探しの予定がある方はぜひご活用ください。

\ 一戸建ての賃貸物件を探したい /

住まいの紹介サービスとは

一戸建て賃貸の更新料とは

一戸建て賃貸だけでなく、賃貸物件を借りる際には賃貸借契約を結びます。

そして、賃貸借契約の期間が満了する際に、借主から貸主に支払う場合のある費用が更新料です。

ここではまず、更新料とはどのような費用か、位置付けや必要性などを見ていきましょう。

更新料の必要性や位置付け

賃貸住宅の契約には契約期間があり、借主は期限がくる前に契約を終了するか更新するかを選ぶことになります。

また、契約更新することになった場合、契約内容によっては契約更新料の支払いが必要です。

更新料は家賃の前払い的な性質があるとされており、賃貸借契約をあらためて維持するために必要な対価として位置付けられています。

ただし、貸主が借主に対して更新料を請求できるのは、更新料の取り決めが賃貸借契約の内容に含まれている場合のみです。

よって、もし契約内容に更新料の取り決めが盛り込まれていなければ、更新料の支払い義務はありません。

なぜ更新料の支払いは2年が一般的なのか

一戸建て賃貸をはじめとする賃貸物件を借りる際の賃貸借契約は、借地借家法に則って締結されます。

借地借家法では、契約期間を1年未満とする建物の賃貸借は、期間の定めがない契約と見なされるため、1年以上の契約期間を設けることが一般的です。

1年以上の契約期間であれば何年でも構わないため、契約期間が3年や4年に設定されている場合もあります。

しかし、管理している不動産会社や貸主は、契約更新時に得られる更新料を運営資金としているため、1年以上の契約期間という枠内で「2年」と定めることが通例とされているのです。

\ 一戸建ての賃貸物件を探したい /

住まいの紹介サービスとは

更新料の相場はどれくらい?

次に、更新料はいくらぐらいかかるものなのか、相場を見てみましょう。

あらかじめ更新料の相場を把握しておけば、相場からかけ離れた更新料を設定している物件を避けることができるため、賃貸物件を選ぶ際の判断基準にできます。

一般的な更新料について

一般的な更新料の相場は、月々の賃料の1~2ヵ月分です。

しかし、更新料をいくらにしなければならないという法的な制約はないため、貸主(大家さん)の意向によって金額は変わります。

先にも述べたとおり、更新料には契約期間中の賃料の前払い的な性質があるため、契約期間が長ければ高く設定されていることが一般的です。

また、人気や需要が高いエリアの物件では、ほかのエリアよりも更新料が高く設定されていることもあります。

地域にもよりますが、よほど高額な賃料の物件でない限り、東京を中心とした首都圏内で適用されている「契約期間2年で1ヵ月」を目安として判断基準にすると良いでしょう。

地域によって相場が異なる?

更新料には、地域によって請求の有無や相場が異なるなどの特徴があります。

首都圏や京都府では更新料が設定されていることが一般的です。

これに対して、北海道や九州地方、名古屋、京都府を除く関西圏などでは、更新料が設定されていないことも多々あります。

更新料は、貸主(大家さん)の意向とその地域の商慣習で決まるため、このような現象が起こると考えられます。

しかし、更新料の習慣がない地域であっても、関東圏の管理会社が管理をしている物件であれば、首都圏と同じように更新料が設定されているケースもあるため、あらかじめ確認しておくようにしましょう。

こだて賃貸

大家さんに更新料の値下げ交渉はできる?

原則として、賃貸借契約で更新料の取り決めがある場合、その内容に合意をして契約を締結しているため、更新料は契約内容に従って支払わなければなりません。

しかし、更新料は法律で定められているものではないため、貸主(大家さん)の采配によっては値引きしてもらうことも可能です。

大家さんに更新料の値引きをお願いする場合は、誠意をもって交渉するようにしましょう。

何らかの事情がある場合は、その理由を伝えるほうが値引きしてもらいやすくなります。

また、管理会社には更新料値引きの決定権はありません。

大家さんと連絡がとれない場合は、管理会社から大家さんに更新料を値引きしてもらいたい旨を伝えてもらうようにしましょう。

一戸建て賃貸の更新料における注意点

最後に、一戸建て賃貸で必要な更新料の注意点を説明します。

契約期間と更新料の取り決めがある一戸建て賃貸を借りている場合、契約期間ごとの更新料の支払いは避けて通れません。

前もって、どのような点に注意すべきかを把握しておきましょう。

更新料は滞納しない

更新料は、月々の賃料と同じように滞納しないことが大切です。

契約書に更新料支払いの取り決めがある場合は、それに従ってきちんと支払いましょう。

賃料と異なり、更新料には法的な規定がないため、直接的には賃貸借契約解除の理由にはなりません。

しかし、更新料滞納により貸主(大家さん)との信頼関係が失われたと判断されれば、賃貸借契約解除の理由になる場合もあります。

更新時期までに「引っ越し」か「更新」か決める

契約期間の更新時期が近づいたら、契約を更新するか引っ越しするかを早めに決めておくことが大切です。

契約内容によっては、契約期間満了時に契約を終了する意思を伝えなければ、更新すると見なされて更新料を請求される場合があります。

契約更新せずに契約を終了するのであれば、前もって管理会社や貸主(大家さん)にその旨を書面で伝えておくようにしましょう。

火災保険の更新なども求められる場合がある

賃貸物件を借りる際に加入する火災保険や借家人賠償保険、賃料保証契約にも、契約期間があります。

一般的には1~2年のものが多いため、賃貸借契約の更新時に保険類の更新がおこなわれることも多いです。

通常、保険類の契約更新時には、更新料や新たな契約料がかかります。

いくらかかるのかを契約書で前もって確認し、一戸建て賃貸の契約更新料とあわせて準備しておきましょう。

一戸建て賃貸探しは、「こだて賃貸」にお任せ!

一戸建て賃貸をはじめとした賃貸物件は、賃貸借契約の更新時に更新料がかかる場合があります。

更新料は、地域の商慣習や大家さんの意向によって有無や額が異なるため、物件探しの際や賃貸借契約を結ぶ前に確認しておくことが大切です。

一戸建て賃貸のなかには、更新料がなかったり安かったりする物件もあります。

そのような物件を探したい場合は、多彩な一戸建て賃貸物件がそろっている「こだて賃貸」がおすすめです。

一戸建て賃貸探しには、ぜひ「こだて賃貸」を活用してください。

\ 一戸建ての賃貸物件を探したい /

住まいの紹介サービスとは

こだて賃貸サポートセンター