自家用車は一般的には何台持っているでしょうか。
交通網が発達した都会であれば、車がなくても移動は便利なので、持っていない人も多いでしょう。
一方、場所によっては車がなければ生活が困難な地域もあります。
一家に一台どころか、一人一台必要な場合も。
今回、こだて賃貸コラム編集部では、自家用車についてのアンケートを実施。
自家用車の購入理由や悩み事について調査しました。
【調査概要】
調査期間:2023年12月7日~12月14日
調査機関:こだて賃貸コラム編集部
調査対象:20代以上の男女
有効回答数:500人
調査方法(集計方法、算出方法):インターネットによる任意回答
自家用車は何台ある?
自家用車が何台あるかについてたずねたところ、1台が最も多く50%弱、2台も約31%と比較的多い割合でした。
3台の回答も6.4%見られました。0台は11%でした。
【地域別】自家用車の保有台数
地域別に自家用車の保有台数を見てみました。
関東・関西では車を所有していない0台の割合が高く、20%弱となりました。
車を2台保有しているのは、東北、東海、甲信越・北陸、四国が多かったです。
3台保有している率が10%以上と高かったのは東海と九州・沖縄地方となりました。
【世帯構成別】自家用車の保有台数
次に、家族構成別に自家用車の保有台数を見てみました。
単身と夫婦のみでは、保有台数が1台の割合が最も多くなりましたが、子育て世帯の二世代では2台保有している割合が多くなりました。
三世代では、3台保有が最も多かったです。
自家用車を購入したきっかけ・理由
自家用車を購入したきっかけとしては、「普段の買い物や外出に必要であるため」が最も多く、続いて「通勤や通学に必要であるため」が多い結果となりました。
その他の回答としては、次のようなものがありました。
【その他の回答】
- 農業をしているため。必需品です。(中国地方60代男性)
- 車で旅行をするため。(東海地方・40代女性)
- 遠方の帰省先に家族で帰省するため。(関東地方・50代女性)
- 購入した車種が好きだから。(関東地方・60代女性)
地方では「生活必需品」という割合が大きい
交通機関の発達していない地方では、車は「生活必需品」の役割が大きいようです。
地域によって差が見られた結果としては、次のようなものがありました。
北海道、東北、甲信越・北陸、中国、九州・沖縄地方では、「通勤や通学に必要」と答えた割合が20%を超えたのに対し、関東では約13%、関西では約15%と低い割合でした。
一方、「休日にドライブをするため」と回答した中で割合が10%を超えて高かったのは、関東、関西、東北地方でした。
通勤や通学に必要 | 住んでいる地域の公共交通機関が不十分 | 休日にドライブをするため | |
---|---|---|---|
北海道(n=29) | 26.2% | 13.1% | 7.1% |
東北(n=34) | 20.2% | 8.8% | 13.9% |
関東(n=134) | 13.1% | 51.6% | 42.9% |
東海(n=60) | 19.6% | 16.5% | 8.2% |
甲信越・北陸(n=39) | 23.5% | 18.2% | 6.1% |
関西(n=64) | 15.2% | 8.7% | 12.0% |
中国(n=37) | 23.2% | 14.3% | 7.1% |
四国(n=11) | 11.1% | 8.3% | 4.2% |
九州・沖縄(n=40) | 21.4% | 15.7% | 7.5% |
自家用車を持っていない・購入していない理由
次に、自家用車を持っていない方について、その理由を調査しました。
最も多かったのは、「燃料代や保険料、車検代や税金などの維持費がかかるため」という回答でした。
続いて「住んでいる地域の公共交通機関が十分であるため」という回答も多く見られました。
【その他の回答】
- 渋滞が多い地域で、原付バイクでの移動が中心のため。(関東地方・50代女性)
- 近い将来、車がなくても生活できる地域に引っ越し予定のため。(関東地方・40代女性)
【地域別】自家用車を持たない理由は?
自家用車を持たない理由を地域別に調査したところ、「本体価格が高額であるため」という理由は、関東では10.5%だったのに対し、関東以外の地域では24.7%でした。
また、関東では自家用車を持たない理由としては「住んでいる地域の公共交通機関が十分であるため」が最多で29.8%でした。
関東以外での自家用車を持たない理由では「燃料代や保険料、車検代や税金などの維持費がかかるため」が最多で28.8%でした。
本体価格が高額であるため | 公共交通機関が十分であるため | 維持費がかかるため | |
---|---|---|---|
関東(n=27) | 10.5% | 29.8% | 26.3% |
関東以外(n=28) | 24.7% | 23.3% | 28.8% |
自家用車に関する悩み
自家用車に関する悩みを聞いたところ、圧倒的に多かったのは、「燃料代や保険料、車検代や税金などの維持費がかかる」という理由でした。
ガソリン代も高騰しているため、維持費がかかることは車を保有する際の大きな悩みの種となっていることが分かります。
【その他の回答】
- 自宅に車庫はあるが、自宅前の道路が交通量が多く、車を入れづらいので道路を挟んだ向かい側の駐車場を借りなければならない。(関東地方・50代女性)
- 夫が通勤で車を使っていて、4月から子ども2人が入学入園するため、もう1台車を購入しなくてはいけないことが一番の悩みです。(北海道・30代女性)
- 水害があったので雨が降るたびに車を移動させることやタイミングに悩まされる。一人一台持っているのが普通の地域だが、節約のため一家で一台にしており、もしパートに出るならそのためだけに車が必要になってしまう。(九州沖縄地方・50代女性)
駐車場に関する悩みは関西・関東で多い
駐車場に関する悩みについて聞いたところ、「駐車場代が高い」と答えた中で割合が高かったのはやはり、関東と関西でした。
関東では、13%、関西では約17%が駐車場代の高さに悩んでいることが分かります。
「駐車場込みの賃貸物件が探しづらい」と答えたのは、四国が最も割合が高く、約11%となりました。
駐車場代が高い | 駐車場込みの賃貸物件が探しづらい | |
---|---|---|
北海道(n=29) | 5.1% | 2.6% |
東北(n=34) | 4.2% | 6.3% |
関東(n=134) | 13.0% | 3.8% |
東海(n=60) | 8.0% | 2.7% |
甲信越・北陸(n=39) | 7.5% | 0.0% |
関西(n=64) | 17.1% | 1.9% |
中国(n=37) | 2.0% | 0.0% |
四国(n=11) | 5.9% | 11.8% |
九州・沖縄(n=40) | 3.4% | 1.7% |
まとめ
「自家用車」についての購入のきっかけや悩みなど、地域差も比較しながらお伝えしましたが、いかがでしたでしょうか。
自家用車を購入するかしないかの大きな要因は、公共交通機関が発達しているかどうかという点が大きいことが分かりました。
また、通勤・通学に必要という回答や農業に不可欠という答えも多かったです。
自家用車を保有していると駐車場代や燃料代などの費用がかかるという悩みは大変大きいですが、便利なことには違いありません。
これから自家用車の購入を検討されている方は、今回のアンケート結果をぜひ参考にしていただけると嬉しいです。
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(出典記載例)
出典:自家用車を何台持っている?購入のきっかけや悩み事は?男女500人にアンケート!
https://kodate.chintaistyle.jp/article/survey-2023-how-many-cars/(当記事URL)
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