シングルマザーの住宅事情とは?家を購入するメリットや注意点を解説

新築の戸建てが並んでいる

シングルマザーは家計を1人で支えていることから家を購入すべきか、賃貸に住み続けるべきかと悩む方は珍しくありません。

そこで今回は、シングルマザーの住宅事情をご紹介します。

家を購入するメリットや賃貸に住み続けるメリット、家を選ぶ際の注意点も解説しているので併せてチェックしていきましょう。

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シングルマザーの住宅事情

平成28年度全国ひとり親世帯等調査結果によると、シングルマザーで賃貸住宅に住んでいる方は全体の約64%です。

本人名義を含む持ち家に住んでいるシングルマザーは、約35%であることから賃貸住宅に住んでいる世帯が多いと判断できます。

シングルマザーは住宅を購入したくても、「収入面に不安がある」「母子家庭ではローンを組めない」と考えている方も多く、持ち家を諦めている方も多いようです。

参照:平成28年度全国ひとり親世帯等調査結果

シングルマザーでもローンを組める方の特徴

シングルマザーでも、住宅ローンを組むことは可能です。

もちろんすべてのシングルマザーが対象ではなく、以下に該当する方がローンを組める可能性があります。

  • 一定額の年収がある
  • 持病がなく健康である
  • 勤務年数が3年以上である

住宅ローンの審査は家庭状況ではなく、返済能力で判断されるでしょう。

ここでは、シングルマザーでもローンを組める方の特徴をご紹介します。

一定額の年収がある

シングルマザーであっても、一定額の年収があれば住宅ローンを組めます。

住宅ローンの返済額は毎月10万円程度になることが多いため、年収200〜300万円が最低ラインの目安です。

ただし、近年は女性向けの住宅ローンも増えてきており、年収100万円以上であれば利用できるものもあります。

正社員だけではなく、契約社員や派遣社員でも住宅ローンを組めるので、住宅購入へのハードルは低くなりつつあるでしょう。

持病がなく健康である

持病がなく健康であれば、住宅ローンに通りやすくなります。

住宅ローンを組む際に加入する団体信用生命保険で健康状態を確認されるからです。

もし、何らかの持病によって通院していたり、過去3年以内に難病の通院歴があったりすれば、加入する際に申告しなければいけません。

つまり、持病がなく健康であれば、住宅ローンの審査に通過する可能性が高まります。

勤務年数が3年以上である

シングルマザーであっても、勤務年数が3年以上であれば住宅ローンを組めるかもしれません。

住宅ローンは返済能力だけではなく、勤務年数も重要視するからです。

例えば、正社員で働いていても、転職を繰り返している状態であれば審査にも悪影響をもたらすでしょう。

同じ勤務先に3年以上在籍していれば、今後も長く勤務し続けると評価されるため住宅ローンが通りやすくなります。

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シングルマザーが家を買うメリット三つ

シングルマザーが家を買うメリットは、以下の三つです。

  • 住居費の負担が減らせる
  • もしものときに家を残せる
  • 自由にDIYできる

住宅を購入すれば自身が所有者になるため、賃貸よりも自由度が高くなるでしょう。

また、団体信用生命保険を活用することで、万が一のときも安心できます。

ここでは、シングルマザーが家を買うメリットを解説します。

1.住居費の負担を減らせる

シングルマザーが家を買うメリットの一つ目は、住居費の負担を減らせることです。

賃貸は貸主の収益をふまえたうえで家賃が決められているため、住宅を購入するよりも割高に設定されています。

例えば、同じくらいの土地や間取りであれば、賃貸よりも月々の住居費を抑えられる可能性があるでしょう。

また、住宅ローンを完済すれば、住居費の負担を一気に減らせます。

ただし、住宅ローンを完済したあともメンテナンス費用や固定資産税などはかかる点に注意が必要です。

2.もしものときに家を残せる

シングルマザーが家を買うメリットの二つ目は、もしものときに家を残せることです。

先述したとおり、住宅ローンを組む際、ほとんどの金融機関で団体信用生命保険に加入します。

団体信用生命保険は、契約者が返済中に死亡、または高度障害になってしまったときに残りのローンを免除してくれる仕組みになっています。

母親にもしものことが起こった場合に家を残せるのは、賃貸にはないメリットです。

3.自由にDIYできる

シングルマザーが家を買うメリットの三つ目は、自由にDIYできることです。

賃貸物件は室内のリフォームに制限を設けている場合が多く、壁に釘を打つのも難しいでしょう。

しかし、購入した住宅であれば持ち主は自分自身であるため、好きなようにDIYできます。

例えば、「子ども部屋の壁紙をカラフルにしたい」「収納スペースが足りないから追加しよう」などのDIYも自由にできるでしょう。

ただし、マンションで大がかりなリフォームをする際は、管理会社に連絡する必要があります。

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シングルマザーが賃貸に住み続けるメリット二つ

シングルマザーが賃貸に住み続けるメリットは、以下の二つです。

  • ライフスタイルに合わせて家を選べる
  • 初期費用や修繕費用の負担が少ない

賃貸物件は自身の所有物ではないことから、比較的自由に住む場所を選べます。

同じ場所に住み続ける必要はないため、現状に応じた家を探せるでしょう。

また、住宅ローンを組む必要がなく、金銭面での負担も軽減できます。

ここでは、シングルマザーが賃貸に住み続けるメリットを解説します。

1.ライフスタイルに合わせて家を選べる

シングルマザーが賃貸に住み続けるメリットの一つ目は、ライフスタイルに合わせて家を選べることです。

例えば、「職場や学校の近くに住みたい」「今より家賃が安いところに引っ越しをしたい」など、家庭の状況に合わせた物件を選べます。

また、将来的に再婚をして家族が増えた場合も引っ越ししやすいでしょう。

賃貸は持ち家と比較すると、身軽に物件を選べるのがメリットです。

2.初期費用や修繕費用の負担が少ない

シングルマザーが賃貸に住み続けるメリットの二つ目は、初期費用や修繕費用の負担が少ないことです。

賃貸物件の所有者は大家さんであるため、建物や設備の修繕をおこなう必要はありません。

例えば、備え付けのエアコンが壊れた場合、入居者の過失でなければ貸主負担で交換してくれます。

住宅を購入すればすべて自己負担になるため、多少家賃が高くても不測の事態に備えておきたい方は賃貸のほうが安心できるでしょう。

>>シングルマザーが家を借りるために知っておきたいポイント解説!

>>シングルマザーにおすすめしたい賃貸の家の間取りとは?確認すべきポイントもご紹介

シングルマザーが家を買う際のコツ三つ

シングルマザーが家を買う際のコツは、以下の三つです。

  • ローンを組む金融機関は慎重に選ぶ
  • 初期費用をローンに組み込む方法もある
  • 補助金を利用する

ここでは、家を購入する際のコツを見ていきましょう。

1.ローンを組む金融機関は慎重に選ぶ

シングルマザーが家を買う際は、ローンを組む金融機関を慎重に選びましょう。

住宅ローンの審査は、金融機関によって異なるため、自分が通りやすいところを選ぶのがおすすめです。

例えば、フラット35であれば年収制限がなかったり、持病があっても審査を受けられたりします。

また、ろうきんだと年収150万円から審査ができるため、所得に不安がある方でも住宅を購入できるかもしれません。

そのため、住宅ローンを組む際は、審査基準が緩い金融機関を選ぶと審査に通りやすくなるでしょう。

2.初期費用をローンに組み込む方法もある

シングルマザーが家を買う場合、初期費用をローンに組み込むのも一つの方法です。

頭金と関係者に支払う諸費用をローンに含めることで、最初に用意する現金を減らせられます。

そのため、手元にあまり現金がない場合は、ローンを活用すると安心できるでしょう。

ただし、売買契約を結んだ証拠に支払う手付金は現金で払う必要があるため、販売価格の5〜10%程度のお金は準備しておかなければいけません。

3.補助金を利用する

シングルマザーが家を買うのであれば、補助金を利用しましょう。

シングルマザーが利用できる主な支援内容は、以下のとおりです。

【児童手当】
中学卒業まで受給できる:月額5,000~15,000円
【児童扶養手当】
18歳に達した年度末まで受けられる:月額10,180円~
【ひとり親控除】
年収500万円以内であれば、控除を受けられる

他にも、条件が該当すれば利用できる補助金制度はいくつか存在します。

お住まいの自治体によって条件が異なるので、一度役所で確認してみるといいでしょう。

シングルマザーが家を選ぶ際の注意点二つ

シングルマザーが家を選ぶ際は、以下の二つに注意が必要です。

  • 住環境をチェックする
  • 防犯設備が整っている物件を選ぶ

ここでは、シングルマザーが家を選ぶ際の注意点を解説します。

1.住環境をチェックする

シングルマザーが家を選ぶ際は、住環境をチェックしましょう。

例えば、以下のようなポイントを確認しておくと安心です。

  • 通勤時間はどれくらいかかるか
  • 保育園や小中学校は近くにあるか
  • 病院やスーパーは近くにあるか
  • 治安はいいか
  • 災害時の避難所は近くになるか

住環境にこだわればキリがありませんが、最低限の住環境を確保しておくことと安心して子育てできます。

2.防犯設備が整っている物件を選ぶ

シングルマザーが家を選ぶ際は、防犯設備が整っている物件かどうかもチェックしましょう。

防犯設備が整っていれば、母親が不在時のときも安心して過ごせます。

例えば、防犯カメラがついていたり、オートロックであったりすれば子どもが帰ってきても安心です。

ただし、防犯設備が整っている物件の多くは、管理費や修繕積立費が高く設定されています。

そのため、設備と住居費のバランスを考えたうえで、家を選ぶといいでしょう。

シングルマザーの家選びは慎重におこなおう

シングルマザーの約6割の方は賃貸住宅に住んでいます。

シングルマザーであっても住宅ローンが組めるものの、「なかなか収入的に厳しい」と感じる方も多いようです。

また、賃貸物件であれば、ライフスタイルの変化に合わせて物件を選べるのも魅力の一つです。

「子どもが成長して、部屋数がいらなくなった」「再婚して家族が増えた」などの場合でも、柔軟に引っ越しできるでしょう。

賃貸物件をお探しの方には、こだて賃貸がおすすめです。

こだて賃貸では、さまざまな物件を取り扱っているため、子どもの成長に合わせた物件を検索できます。

子どもとの生活を楽しめるような物件を探してみてください。

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