物件情報を見ていると、「リフォーム済み」「リノベーション済み」といった記載が見られる場合もあります。
そのような物件は中古でも新築のようにきれいな点が魅力ですが、安心して利用できる物件なのかと不安に思う方もいるのではないでしょうか。
そこで、今回はリフォーム・リノベーション済み物件の特徴や注意点、選ぶ際のポイントについて解説します。
ぜひ参考にしながら、物件選びをスマートに進めていきましょう。
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リフォーム・リノベーション済み物件の特徴
リフォーム・リノベーション済み物件とは、前の入居者が退去したあとにクリーニングや修繕工事を行い、新築のようにきれいな状態で販売されている物件のことです。
実は、「リフォーム」と「リノベーション」は明確に区別されているわけではありません。
賃貸情報サイトによっては、両者が同じ意味として扱われている場合もあります。
ただし、リフォームは壁紙の張り替えや古くなった設備の交換など「新築時の状態への現状回復的な改修」を指す場合が多く見られます。
それに対してリノベーションは、大規模な工事を伴う間取りやデザインの変更など「空間設計の見直しによる改修」を意味するケースが一般的です。
どちらも内装や設備が一新されていることから、中古物件であっても新築に近い環境が手に入ります。
それ以外にも、リフォーム・リノベーション済み物件には以下のような魅力があります。
比較的安価
リフォーム・リノベーション済み物件は、同じエリアの新築・築浅物件よりも家賃や販売価格が安めに設定されている傾向があります。
そのため「住みたいエリアがあるけれど予算が合わない」という場合は、ぜひ注目してみるとよいでしょう。
実物を見て購入が可能
もしも一戸建ての購入をお考えの場合、リフォーム・リノベーション済み物件であれば購入前に実物を見ることが可能です。
すでに改修が完了している状態をチェックできるため、気になる箇所を確認しながら安心して購入を決められます。
ちなみに、中古物件の購入後にご自身でリフォームやリノベーションを行う選択肢もありますが、その場合は改修後にどのような状態になるのか、さらには費用はどのくらいかかるのかといった点が気になるところです。
リフォーム・リノベーション済み物件であればそのような不安がなく、実物と価格を慎重に検討したうえで購入へと踏み切れるでしょう。
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リフォーム・リノベーション済み物件を選ぶ際の注意点4つ
リフォーム・リノベーション物件にはさまざまなメリットがある半面、知っておきたいデメリットも存在します。
以下では、特に注意したい4つの点について見ていきましょう。
【注意点その1】構造部分に問題はないか
リフォーム・リノベーション済み物件において最も注意したいポイントが、構造部分の状態についてです。
改修によって見た目が刷新されているとはいえ、柱や梁(はり)などの構造部分は築年数の分だけ老朽化しています。
そのため、物件をチェックする際には構造部分に問題がないか、補強や補修は適切に行われているか、さらには構造体へのシロアリ被害や雨水の侵入は見られないかなど、細かく確認しておくと安心です。
【注意点その2】耐震性は十分か
リフォーム・リノベーション済み物件は、築年数によって耐震性が低い場合もあります。
特に1981年6月以前に建築確認を受けた物件は「旧耐震」と言われ、現行の耐震基準を満たしていない恐れがあるため注意が必要です。
参考サイト:建築:住宅・建築物の耐震化について|国土交通省
ただし、なかにはリフォーム・リノベーション時に耐震改修工事を行い、現行の「新耐震」と同等の基準を満たしている場合もあります。
単に築年数だけで判断せず、現在の耐震性についてしっかりと確認しておきましょう。
関連記事:一戸建て賃貸における耐震チェックのコツとは?物件探しの際に注目したいポイントをご紹介|こだて賃貸コラム
【注意点その3】防音性に不安はないか
そもそも築古物件をリフォーム・リノベーションしていることから、防音性が低い物件も少なくありません。
実際に住み始めてからストレスを感じることがないように、外の音はどの程度室内に影響するのか、2階の足音や物音はどのくらい1階に響くのかなど、防音性に不安がないかを事前にチェックすることがポイントです。
【注意点その4】再リノベーションができるか
リノベーション済み物件のなかには、構造上の理由で再リノベーションができないケースも見られます。
家族構成やライフスタイルの変化によって間取りの変更を行う可能性がある場合は、将来的に再リノベーションができるのかを確認しておくとよいでしょう。
リフォーム・リノベーション済み物件を賢く選ぶポイントは?
上記の注意点を踏まえたうえで、リフォーム・リノベーション済み物件を選ぶ際のポイントを2点ご紹介します。
リフォーム・リノベーションの具体的な内容を確認する
内見の際に物件の状態をチェックすることはもちろんですが、見た目だけでは判断できない部分もあります。
そこで、どのようなリフォーム・リノベーションを実施したのかがわかる資料を見せてもらい、改修箇所について図面や写真などで細かく確認することが大切です。
住宅診断(ホームインスペクション)を受ける
構造や耐震性などに不安がないかどうかを確認するために、住宅診断(ホームインスペクション)を受けるのもひとつの方法です。
住宅診断とは住宅に精通した専門家が物件の状況を調査することで、劣化や欠陥といった不安要素が明るみになる検査のことをいいます。
特に床下や屋根裏などの箇所については、素人目線ではなくプロの視点で診断してもらえると安心です。
住宅診断を依頼する際には費用がかかりますが、もしも長く住む予定でいる方はぜひ事前に受けておくことをおすすめします。
「こだて賃貸」が住まい探しのお手伝い
リフォーム・リノベーション済み物件は、「なるべく家賃を抑えつつきれいな住宅に住みたい」とお考えの方に向いています。
ただし、なかには見えない部分に劣化や欠陥が潜んでいる可能性もあるため、構造や耐震性、防音性などに問題はないかしっかりと見極めることがポイントです。
自分で住まい探しができるかどうか不安な場合には、ぜひ「こだて賃貸」にご相談ください。
経験豊富なスタッフによる親身なサポートにより、安心して住める理想の物件を見つけるお手伝いをいたします。
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