一戸建て賃貸に住んでいると、「廊下の音が気になる」「滑りにくい廊下にしたい」などの悩みを抱える場合があります。
ほかにもバリアフリーの廊下にしたいと考える方もいるでしょう。
この記事では、一戸建て賃貸で廊下をリフォームする際のポイントをご紹介します。
リフォームをおこなうときの注意点も併せてご紹介するので、確認しながら住みやすい環境を整えましょう。
廊下をリフォームするべきタイミング
廊下をリフォームするタイミングは、バリアフリーにしたいときや安全性を確保したいとき、老朽化が著しいときが一般的です。
廊下は人がよく通る場所のため老朽化しやすいだけではなく、敷居による段差が多いためリフォームを考える方がいます。
まずはリフォームをするタイミングを、3つのポイントに分けて確認しましょう。
バリアフリーを意識するとき
廊下をバリアフリーにするためには、段差の解消と材質の変更がおすすめです。
廊下にある小さな段差は高齢者や車いすにとって障害物となるため、段差を取り除いたり、傾斜を付けて段差を無くしたりする必要があります。
廊下をやわらかい材質に変更することで、転倒時のけが予防につながるでしょう。
例えばクッション性のあるカーペットに変更すると、転倒した際の衝撃を吸収してくれます。
子どもの安全を考えるとき
子どもがいる家庭では、滑りにくい廊下にリフォームするのがおすすめです。
特に小さな子どもは廊下を走ることも多く、素足や靴下を履いた状態で走っても滑りにくい材質を採用すれば、転倒やけがの予防につながります。
また傷や汚れに強い廊下であれば、子どもがおもちゃを落とした場合や落書きをした際も、床が傷つきにくく、掃除がしやすいため衛生面でも安心です。
建物の老朽化が顕著なとき
廊下は人がよく通る場所でもあることから、老朽化しやすくなっています。
廊下を歩くときに不快な音が鳴ったり、ふわふわと浮いたような感覚になったりする場合は、廊下の材質が劣化している証拠です。
音が鳴ったり、ふわふわしたりといった異常を感じながら放置していると、廊下が抜ける危険性が高まるため、早めにリフォームするのがおすすめです。
廊下のリフォームをおこなう際のアイデア
廊下のリフォームには床の張り替えや手すりや棚の設置など、さまざまな方法があります。
そのため廊下をどのように改善したいかを考えて、リフォームするのが大切です。
またリフォームにかかる費用は工事の内容や修繕箇所によって大きく異なるため、予算や用途に合わせたリフォームを計画しましょう。
ここからは、廊下のリフォーム方法や費用の相場をご紹介します。
床の張り替え
廊下の床が劣化した場合や、バリアフリーにしたい場合などに床の張り替えをおこないます。
床の材質はカーペットやクッションフロアなどの種類があり、どのような材質を使用するかによって費用は異なりますが、一般的に廊下一帖あたり1,000円~4万円が相場です。
また劣化が激しい場合は既存の廊下を撤去する必要があるため、費用が大きくかかってしまう場合もあります。
手すりの設置
廊下に手すりを付ければ、高齢者や足の不自由な方でも歩きやすくなります。
手すりの設置にかかる費用は、手すりの本体代金と工事費、諸経費が含まれており、1メートルあたり5,000円~7,000円が相場です。
手すりの材質には樹脂製やステンレス製などの種類があり、材質によって費用が変わるため、予算に合わせた手すりを選びましょう。
段差の撤去
廊下に敷居がある場合は、敷居を取り除いて床を均一な高さにする方法や、小さなスロープを設置してスムーズに段差を乗り越えられるようにする対策が有効です。
段差を撤去する方法や箇所によってリフォーム費用は異なり、一般的には2万円~15万円が相場です。
照明(フットライト)の設置
廊下の照明にこだわると室内の雰囲気をおしゃれに変えられたり、足元の安全を確保しやすくなります。
費用や照明の種類によって異なるため、予算や用途に合わせて照明を選びましょう。
例えば天井に埋め込むタイプのダウンライトは約5万円、天井に照明を取り付ける金具であるシーリングの取り付けは約1万円、人感センサーで約1.4万円が相場です。
棚の設置
スリッパの収納のような小型なものから大型の棚まで、用途に合わせた棚を設置できます。
薄型の棚であれば大規模な工事は必要ないため、材料費込みの約20万円で設置可能です。
奥行きのある棚を設置したい場合は、材料費込みで約40万円、壁一面に広がる収納棚の場合は約35万円が相場で、棚が大きくなるほどリフォーム費用はかかります。
そのため使用用途を決めてから、リフォームの依頼をおこないましょう。
ドアの変更
廊下のドアは長年使用していると開閉がスムーズにできなくなったり、開閉音が鳴ったりと劣化します。
またバリアフリーのために枠組みを変更したり、開き戸を引き戸にしたりするなどの変更も可能なため、予算や用途に合わせてドアを変更しましょう。
ドアの変更にかかる費用はドアのみの変更であれば2万円~8万円、枠組みごとの交換であれば10万円~27万円、開閉変更をともなう交換だと20万円~36万円を目安にします。
一戸建て賃貸のリフォームで気をつけたいポイント
一戸建ての賃貸をリフォームする際は、どのようなポイントに気を付ける必要があるのでしょうか。
代表的な2点をご紹介します。
大家さん・管理会社の許可を得る
廊下にカーペットを敷く程度であれば問題ありませんが、床の張り替えやドアの変更など大規模な工事が必要な場合は、大家さんや管理会社の許可を得てから工事しないとトラブルの原因になります。
また一戸建て賃貸の契約時には、原状回復義務について契約を交わしているケースが多いです。
原状回復とは退去時にリフォームなどを施した箇所を元の状態に戻すということで、廊下のリフォームも例外ではありません。
リフォームをおこなう際はのちのトラブル回避のためにも、原状回復の取り決めをについて確認しておきましょう。
補助金制度を活用する
補助金制度はリフォームにかかる費用を一部負担してくれるため、コストを抑えながら住みやすい一戸建て賃貸を維持できます。
介護やバリアフリーに対して補助金が降りる「長期優良住宅化リフォーム推進事業」や各自治体がバリアフリー目的の工事に対し補助金を交付する制度があるため、活用できる補助金があるか確認することが大切です。
一戸建て賃貸探しは、こだて賃貸にお任せ!
一戸建て賃貸に住んでいると、廊下の老朽化が気になったり、バリアフリーにしたくなったりする場合もあります。
予算や用途に合わせたリフォームをおこなうことで、より住みやすい住宅環境になるでしょう。
「住みやすい家を見つけたい」とお考えの方は、多種多様な一戸建て賃貸を取り扱っている「こだて賃貸」にご相談ください。