一戸建て賃貸のトイレにウォシュレットは付けられる?購入方法や注意点について解説

ウォシュレット

一戸建て賃貸のトイレにウォシュレットを取り付けたいと考える方はいるでしょう。

しかし賃貸物件は大家さんや管理会社の所有物であるため、無断で取り付けることはできません。

この場合、どのように対応したら良いのでしょうか。

本記事では、一戸建て賃貸のトイレにウォシュレットを取り付ける際の注意点をご紹介します。

ウォシュレットの価格や購入先もあわせてチェックしてみてください。

そもそも賃貸のトイレにウォシュレットは付けられるの?

賃貸のトイレにウォシュレットを取り付ける際は、必ず大家さんや管理会社に確認しましょう。

賃貸物件は大家さんや管理会社の所有物なので、無断で取り付けることができません。

また入居者には原状回復の義務が生じるため、退去時にもとの状態へ戻す必要があります。

基本的に許可を得て取り付けた場合でも、原状回復の義務は生まれるため注意しましょう。

以下の記事で、賃貸物件でのトイレのリフォームについて詳しく解説しています。

あわせて参考にしてみてください。

関連記事:賃貸物件のトイレはリフォームOK?一戸建て賃貸の場合をご紹介

ウォシュレットの本体価格と工事費用の相場

ウォシュレットの本体価格は安い物で1万円程度から販売されています。

高い物では10万円以上するため予算を考慮しながら選びましょう。

また業者に取り付けを依頼した際の工事費用の相場は、1~2万円程度です。

ただしトイレ内にコンセントがない場合や止水栓に問題がある場合などは、別途料金が発生するため事前に確認しておきましょう。

ウォシュレットを選ぶときの注意点

ウォシュレットを選ぶときは、以下の5つに注意が必要です。

  • 予算と値段の調整
  • 便器のサイズや素材
  • 温水システムのタイプ
  • ウォシュレットの操作パネル
  • 脱臭やノズルの自動洗浄などの機能

気に入ったウォシュレットが見つかっても、自宅のトイレに合わなければ意味がありません。

トイレのサイズを確認し、必要な機能を備えたウォシュレットを選びましょう。

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予算と値段の調整

ウォシュレットの本体価格は幅広く、一般的に価格が上がるほど機能が充実していたり、良い素材を使用していたりします。

例えばトイレの蓋が自動で開閉する機能は、高価なウォシュレットに搭載されている機能です。

ウォシュレットを選ぶ際は、欲しい機能と予算との兼ね合いが大切です。

便器のサイズや素材

便器のサイズは大きく分けて、一般的なレギュラーと大型サイズであるエロンゲートの2種類です。

近年販売されているウォシュレットは兼用サイズが増えてきたものの、兼用サイズではエロンゲートに合わないケースもあるため、あらかじめサイズを確認しておきましょう。

またウォシュレットを選ぶ際は、素材にも注目するのがおすすめです。

例えばステンレスでできたノズルであれば、耐久性が高まります。

温水システムのタイプ

温水システムは、貯湯式と瞬間式の2種類です。

貯湯式はトイレのタンク内にお湯を貯めておくシステムです。

比較的安価に手に入るものの、連続使用するとお湯が不足する可能性があります。

また貯めたお湯を常に温めているため、電気代がかかってしまうのもデメリットでしょう。

瞬間式は洗浄する瞬間に水を加熱するシステムです。

購入する際は高価格であるものの、貯湯式のようにお湯を温め続ける必要はないため、ランニングコストを抑えられます。

また連続使用しても、問題ないこともメリットです。

そのため両者の特徴を理解し、家庭に合ったウォシュレットを選びましょう。

ウォシュレットの操作パネル

ウォシュレットの操作パネルは、便座一体タイプと壁掛け式リモコンタイプの2種類です。

便座一体タイプは操作パネルが便座にくっついており、比較的リーズナブルな価格で購入できます。

壁を傷つける必要がないため、賃貸物件でも取り入れやすいでしょう。

ただし操作部分に汚れが溜まりやすいため、こまめな掃除が必要です。

壁掛け式リモコンタイプは操作部分を壁に設置するため操作しやすく、便座周辺をすっきりとさせられます。

ただし壁に工事が必要なことや、電池式なので電池の残量が減ると操作性に影響が出るといったデメリットがあります。

操作パネルの特徴やトイレの大きさなどを比較して、最適な操作パネルを選びましょう。

脱臭やノズルの自動洗浄などの機能

近年のウォシュレットは低価格であっても、さまざまな機能が備わっている商品が多くなっています。

例えば脱臭や除菌、抗菌などの機能があれば、衛生面にも配慮できるでしょう。

またノズルを自動で洗浄できる機能があると、いつでも清潔にウォシュレットを使用できます。

購入する際は、必要な機能が備わっているのかを確認するのがおすすめです。

ウォシュレットの購入方法

ウォシュレットを購入する方法は、大きく分けてインターネットと家電量販店の2種類です。

ここからは、それぞれの購入方法を詳しく解説します。

インターネット

インターネットで購入する方法は、さまざまな商品を比較検討しやすいのが特徴です。

大手のショッピングサイトだけではなく、メーカー独自のサイトからも購入できます。

ただし実物を見て購入していないため、サイズや素材などがわかりにくいことがデメリットです。

手元に届いた際に「思っていたのと違う」と感じることもあるでしょう。

家電量販店の店頭

家電量販店の店頭でも、ウォシュレットを購入できます。

店舗を活用すれば実際の商品を直接見られるため、サイズや素材を確認したうえで購入できるのがメリットです。

また家電量販店では豊富な種類を取り扱っているため、自分が求めるウォシュレットを見つけやすくなるでしょう。

わからないことはその場で質問できるので、納得したうえで購入できるのが魅力です。

一戸建て賃貸でウォシュレットを取り付けるときの注意点

一戸建て賃貸のトイレにウォシュレットを取り付ける際は、以下の点に注意しましょう。

  • コンセントとアースは余っているか
  • 取り外した前の便器はどうするか
  • トイレの広さは十分か
  • 取り付けは業者に依頼するべきか

ここからはそれぞれ詳しく解説します。

コンセントとアースは余っているか

ウォシュレットは電化製品であるため、トイレ内にコンセントとアースがなければ使用できません。

特にユニットバスの場合は、ウォシュレットに使用できるコンセントやアースが付いていないケースもあるため、事前に確認しておくことが重要です。

そのためウォシュレットを取り付けたいと考えた場合は、使用できる環境であるかどうかのチェックから始めましょう。

取り外した前の便器はどうするか

賃貸物件は退去時に原状回復の義務があるため、取り外した便座や部品は大切に保管しておきましょう。

また保管する際は汚れたり、破損したりしないように注意が必要です。

ただし大家さんや管理会社から取り外した便座は処分してもいいと許可を得ている場合は、保管せずに破棄しても問題ありません。

取り付けをおこなう前に、大家さんや管理会社に確認しておくと良いでしょう。

トイレの広さは十分か

取り付ける便器のタイプやサイズによっては、トイレのドアを開け閉めできなくなるため、事前にサイズを確認しましょう。

特に操作パネルが便座にくっついている便座一体タイプは、設置できない可能性が高まるため注意が必要です。

そのためウォシュレットを取り付ける際はトイレの広さや配管、タンクの位置を確認して、現状に合うウォシュレットを選ぶようにしましょう。

取り付けは業者に依頼するべきか

ウォシュレットは事前に止水栓を止める、コンセントにアースを取り付けるといった注意点を守れば、自分で取り付けることは可能です。

しかし注意点が多いことや設置がうまくできていないと水漏れの原因にもなることから、業者に依頼するのがおすすめです。

ウォシュレットの本体価格以外に工事費が必要になるものの、トラブルを未然に防げます。

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賃貸物件へのウォシュレット設置は可能です。

しかし事前に大家さんや管理会社に許可をもらう必要があるため、注意しましょう。

また自分で取り付けることもできますが、トラブルを防ぐためにも業者に依頼すると安心です。

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